『f/22第3号』全国書店にて発売中!

特集2 「あなたがここにいてほしいー撮る、という関係性についてー」

今回紹介するのは、特集2 「あなたがここにいてほしいー撮る、という関係性についてー」になります。創刊号、そして第2号でも本誌では「撮る側と撮られる側の関係性」を中心的なテーマに据えて、様々なインタビューや記事を掲載してきました。第3号でも、やはりドキュメンタリー制作における永遠のテーマと言える「関係性」は外せません。


——————–① 「敗北を抱きしめてーセルフドキュメンタリー『わらってあげる』

編集委員、辻が「最高のセルフドキュメンタリー」と断言する1999年に制作された小沢和史監督のドキュメンタリー『わらってあげる』。小沢監督と辻が対談を通して、本作の魅力、そしてそこから見えてくるドキュメンタリー論を語り尽くします!「カメラは銃ではなくダイナマイト」!作家が被写体に「負ける」瞬間とは!?そしてなんと本作『わらってあげる』は、現在Vimeoにて公開中でもあります!https://vimeo.com/413358074作品を見てから読むと、より理解が深まるはず!


——————–②「コロナ禍の編集室から」

こちらは実際のテレビ番組編集中の編集室にお邪魔し(お忙しい中ありがとうございました!)、ディレクターの内田利元さんと映像編集者の前嶌健治さんに、コロナになってからの取材方法の変化(リモート化)、被写体との、またスタッフとのコミュニケーションの変化や難しさ、そして可能性について語って頂いています。また「撮られた素材は全肯定的に見る」と言う前嶌さん。ベテラン編集マンとしての姿勢や考え方、めちゃくちゃ勉強になります!


——————–③ 「一映画学校卒業生の備忘録」

こちらは作家、岸川真さんに寄稿をお願いしたもの。岸川さんは日本映画学校OB。松江哲明監督と同期として映画学校時代を過ごされました。当時の「映画学校」の雰囲気を振り返って頂いています。セルフドキュメンタリーが依拠している「甘え」とは…?


——————–④ 「ぼくらの日本映画学校時代」

続いては、岸川真さんに、映画学校同期だった撮影監督の早坂伸さんと、対談形式で映画学校時代を振り返って頂くというもの。「日本映画学校的」なドキュメンタリーの教育方針とはどのようなものだったのか!「今村昌平イズム」の影響下にあった「原一男イズム」とは!?そして、「2000年から2010年までの時代のセルフドキュメンタリーが佐藤真さんの不在によって総括出来てない」という指摘…まだまだ、私たち作り手の課題は山積しているようです。


——————–⑤ 「AVとドキュメンタリーの簡単ではない話」

本誌創刊号の編集部座談会で、編集委員・辻が発言したAVと『童貞。をプロデュース』の関連性について、映画評論家の柳下毅一郎さんがご自身のFacebookに「それほど簡単な話ではないのではないか?」と投稿されました。それをきっかけに、柳下さんのお考えを詳しく聞いてみよう!と持ち上がったインタビュー記事です。編集長 満若と辻がお聞きしました!(「映画秘宝」の事件より前に行われたインタビューになります)


——————–⑥ 「編集員・貴家の視点/法から見た『童貞。をプロデュース』問題について」

今号から編集員として本誌に参加することになった貴家さん。『童貞。〜』問題は、映像業界に入ったばかりの彼女の目からはどのように映ったのだろう。そんな編集部メンバーたちの無茶振りで、映像業界新人の視点から『童貞。〜』問題についての考察を書いてもらいました。また、男性被害者の性暴力にもお詳しい望月晶子弁護士に取材。法的な観点からこの問題について語って頂きました。


——————–⑦ 「アフガニスタンで与えられたもの〜中村哲医師を悼む〜」

2019年12月、アフガニスタンで長年人道支援に携わってきた医師、中村哲氏が何者かに銃撃されて亡くなった。このニュースは未だ記憶に新しいのではないでしょうか。そんな中村医師を21年に渡って撮影し続けてきた谷津賢二さんに、その取材の実際や、中村医師から学んだことなどを、たっぷり伺いました(昨年開催した第2号刊行イベントの収録になります)。さらに、今回はあとがきを谷津さんに寄稿して頂いています。21年もの長きに渡って中村医師を撮影してこられた谷津さんが辿り着いた境地、「カメラには映らないものがある」とは?ここにドキュメンタリーの真髄があるのかもしれない…必読です!

——————–特集2 「あなたがここにいてほしいー撮る、という関係性についてー」を、ざざーっとご紹介しました!大ボリュームの第3号。ここまででなんとまだ224ページ分なのです…まだ、あと80ページくらいのコラムと連載が…しかもどれも面白い!

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